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今週のブラディオン / 楽屋裏
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第3回 特殊部隊と直人の生い立ち
こんばんは! はじまりました『今週のブラディオン!』
このコーナーも、とうとう3回目を迎えました。
この番組は、小官たちが所属する内閣情報調査部の広報活動の一環として
放送されています。
とはいえ、堅苦しい内容になりすぎないように、難しいことも優しく解きほぐして、
皆様にお伝えしていきたいと思います。
では早速ではありますが、今回のテーマは『特務部隊』であります!
特務部隊とは、つまり特殊な任務を与えられた戦闘部隊のことでありますよね?
そうだな……。 もっとわかりやすくいえば、陸軍の通常部隊とは別に編制された、
特殊な訓練を受け、特殊な装備を与えられた少数精鋭部隊ともいえる。
『特殊部隊』でもいいと思うが……おれの所属していた部隊は、
常設ではなく、ある任務のために急遽編制された部隊だったから
こういう呼び方をされていた。
軍とは、なんでもかんでも規格に当て嵌めて統一化したがる組織であります。
だからこそ、特務部隊という名称は、輝いてみえるのです(目がキラキラ)
なるほど。 確かに(カヱデの目が)輝いているな……
三尉は、この特務部隊に配属される前から、
『機構軍』の軍人でいらっしゃったのでありますよね?
ああ、そうだ。
もの心付いた時から、組織の中で生活することを余儀なくされてきた。
いわゆる少年兵あがりだな
そんなに小さな頃から……
そして育ての親が死んで、一緒に暮らしていた九人の兄姉たちと共に孤児となった。
そのあと機構軍に拾われて、特務部隊の一員となるべく訓練を受け
……そして、戦争が終わった今は、なぜだかわからないが、情報調査員となっている。
たいした人生じゃないが、かいつまんで説明すると、こんなところだ。
自分の人生を振り返って改めて思うが、せめて幼稚園ぐらいは出ておくべきだと思ったよ。
ううっ……。
なんて、感動的な話なのでありましょうか……
いまの話で泣くところなんてあったか?(小芝居はやめろ的な眼差し)
失礼。小官と被るところがあまりにも多すぎて……つい、感情が入ってしまいました。
カヱデも同じ境遇なのか?
はい。
でも今は、小官の話をするコーナーじゃありませんので、それはまた別の機会に……
(怪しいな……)
でも、ご兄姉が多いのは羨ましいです。
小官にはいませんので……。
先ほどの話では、九人もご兄姉がいらっしゃるとか?
おれをあわせて、10人兄姉だな。
人の痛みがわからない兄たちが6人と、我が侭な姉が3人だな。
ご兄姉……仲が良さそうでありますね。
そう聞えたなら、カヱデはかなり耳がいい。
お兄様が6人と、お姉さまが3人ということは……
三尉は、10人兄姉の末っ子でありますか?
……そうだが?
なにか問題でも?(威圧)
いえ! なんでもありません。
ほんのちょっと気になっただけであります。
奴らは、いまどこでなにをしているのやら……。
戦争が終わってみんな散り散りになったからな。
誰がどこにいるのかも、わからないんだ。
(なにやら、複雑な事情がありそうであります。
 これ以上プライベートなことに踏み込むのもどうかと思いますが、
 それがこのコーナーの存在意義。三尉、逃がしませんよ(獣の眼))
おおっと。もう時間であります。
今週は、この辺でお終いにいたしましょう。
ああ……
次回は、もっと踏み込んだ話をお聞きしたいと思いますので
よろしくお願いいたしますね(眼光鋭く)
もう十分、話しただろ。
いえいえ、本番はこれからでございます。
本気かよ……
お疲れ様でございました。
どうしました? 難しい顔をなされて?
そろそろ二人だけで話すのにも、限界を感じはじめたところだ……
そうでありますか?
小官はまだまだいけると思いますが。
その根拠のない自信はどこから来るんだ?
番組がマンネリ化しないためにも、そろそろテコ入れが必要なんじゃないかな?
三尉!
この番組のために、そこまで真剣に考えて下さっているとは、感激であります!
ま……まあな
(これ以上、過去をほじくり返される前に、矛先を変えたいだけなんだがな……)
実は、新しいゲストの手配はもう済んでいるであります。
ほほう。新しいゲストとは……奴か?
はい。奴、であります。
(なぜそんな悪い顔を……!)
次々回ぐらいに到着の予定でありますので、楽しみにしててくださいね。
(いま一瞬悪い顔をしたが……なにかを企んでいるのか? 次のゲストとやらも大変だな)
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