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はじまりました。『今週のブラディオン!』 今日は第13回目でありますね。
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なっ!? ハイム、貴様いつの間に? 誰だこいつをスタジオに入れたのは?
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あ~ら、そんなゴキブリみたいな扱いしなくてもいいじゃないのよ。
私は、この番組のプロデューサーに正式なゲストとして呼ばれたのよ?
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なんだと~? この番組のプロデューサーとやらは正気か?
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いま確認したところ、どうやら間違いないようであります。
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こんなところで喧嘩するつもりはないですわ。
私はゲスト。そして貴方たちは、この番組のホスト。
お互いの立場を弁えた行動を取りましょう。ね? 紫音ちゃんっ!
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貴様にちゃん付けされると虫酸が走る。
もう二度と、その呼び方はするな。
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まあまあ、警部。ここは抑えて下さい。
ハイムさんが仰るとおり、ゲストに暴力は禁物であります。
ここは穏便にいきましょう。
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カヱデがそういうなら……にしても、直人がここにいなくてよかった。
奴がいたら、ただでは済まなかっただろうな。幸運を神に感謝しろ。
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この直人ちゃんは、今日の出演料として持って帰らせてもらいますわね。
家に持って帰ってから、ゆっくりと料理させてもらいますので。
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貴様! 料理とは、どういう意味だ!?
直人は、獲れたての海産物ではないのだぞ
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そりゃあもう、あれやこれや。
裏返したり、ぱかっと開いたりと色々させてもらいますわ。
もちろん最後の仕上げは……うふふふふ。
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なんという怪しい笑い。これは三尉の身が危ないであります。
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直人、目を覚ませ!
正月早々貞操を失う羽目になっていいのか?
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私の睡眠薬は効果抜群。当分、目覚めないでしょうね。
それはともかく、せっかく私がゲストに来てるのですから、もっと楽しいお話をしましょうよ。
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もちろん、人間こと『ノーマル』たちと私たち『アナザー』との違いですわ。
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人間は人間であります。
ノーマルやアナザーという区別はないと思いますが……
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ふふふ、まことにノーマルらしい回答ですわね?
自分たちが、常に世界の支配者だと思っているような……その思いあがり。
それを戒めるために我々ネフィリムがいるのですわ。
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はあ、いまいち意味がわかりませんが……。
貴方たち、アナザーと呼ばれる人たちと小官たちはどう違うのでありますか?
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それはわたしが教えてやろう。ノーマルとアナザーの違いとはなにか……それは、全てだ。
肉体を形作っている根本的な構造からして違うのだ。
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そうでありましょうか?
こうして見比べてみても、小官たちと警部たちに大きな違いはないように思えますが……
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いまこうしてみえているものが全てではないのですわ。
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この問題は、根深い。一度に説明するには時間が足りん。
続きは、次週へ持ち越しだ。
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ああ、そうでした。三尉、起きてください。
こんなところで寝てると、風邪を引きますであります!
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